「Endless SHOCK」
4ヶ月ロングラン!
最後まで誰も欠けずに、シングルキャストでやりきれました!
本当に良かったです。
始まる前は、4ヶ月という、季節も変わってしまうような長い期間を、どう走り抜けていくのか想像もつかず、でも始まってしまえばやっぱり夢中で…
公演月が変わる度に、先は長くても着実に消化していっていること、寂しく、でも嬉しくも思いながら。
時に怪我をしたり、辛い時も、体調の悪い時も、4ヶ月もあれば全員それぞれあったと思います。
だけど、その日のお客様に
「私はこう具合が悪いのでちゃんとやれません」
なんて説明できる事はあり得ないし、そもそも言い訳でしかない。
だから、舞台上の人間は、どんな時でも心身共にベストコンディションである事も絶対です。
そんな当たり前に求められる事だけど、でも難しい事を、ずっと目の前で体現し続けてくれたのが、座長の堂本光一さんでした。
走り続ける背中は、頼もしくて、これでもかと心身を酷使し続けていく様子は、ただただ脱帽で、でも痛々しくて。
それは同じカンパニーとして見ていて、ただただ圧巻でした。
常々思い、言い続けて来ていますが、ヒロインという存在には、ヒーローをより素敵に、更に魅力的に見えるように際立たせる使命があると思います。
「引き立て役」という言葉は、マイナスに捉えられる事が多いですが、私にとってはそれこそ難しく、光栄かつやり甲斐のある役目だと思います。
とにかく、毎日それを考え続けた4ヶ月でした。
私は、舞台に立つ時に身体はもちろん、魂までもザリザリと削る音がしそうなくらい、没頭し、邁進し、舞台にお客様に自分を捧げる俳優・女優さんを尊敬します。
光一さんもまさにそうだと思います。
光一さんだけじゃなく、SHOCKの出演者はみんなそうでした。
尊敬するパフォーマーさんが増えた事、大げさでなく、人生の財産です。
私も、状態には多少違いはあったかもしれないですが、集中を途切れさせたりする事なくやりきれました。
その事を、お客様、座長、カンパニー、スタッフ、Endless SHOCKという作品、そして未来の自分に誇りたいと思います。
お客様、座長始めカンパニーの皆さん、東宝の皆様、ジャニーズ事務所の皆様、この場を借りて心からの感謝を申し上げます。
本当にありがとうございました!
次は「ひめゆり」頑張ります!
常に高みを目指して。
Show must go on.
さやリカ卒業。
神田沙也加