本日の午前の公演で、2017年のピーターパンは無事幕を閉じました。
2017年版は、日本初演の台本で上演する、というのが大きなポイントでもあった為、
限りなくブロードウェイの直訳に近い台詞の'隙間'や、耳で聴いているだけでは伝わりきれない'その言葉の理由'を埋めていく。
初舞台のピーターパン役、吉柳さくらちゃんと、彼女にとって初めてだらけの空間を繋いでいく。
客席とピーターパンの世界を共有していく。
今回は、自分を良く見せることは二の次!
だってこれは最高なヒーローものだから。
これは女優さんにとって色々な考えや答えがあると思うけれど、わたしにとってはヒーローあってのヒロイン。
自分が補佐に回れる時は、世界一ヒーローを引き立たせられるヒロインになりたい。
それが演劇をやる際にわたしがとても意識していることです。
そして、それにやり甲斐を物凄く感じます
もう、演出家よりもピーターパンを読み解いてやる!
と意気込み、いつも進化を探しました。
千穐楽まで作品と真っ直ぐ向き合えたので、今とっても満足しています。
ピーターパンの時ってゲストがとても多くて、親になった友達が観に来てくれたり、久しぶりのひとも夏休みの思い出を作りに来てくれたり。
大阪では義理のおかあさんおとうさん、おにいちゃん奥さま、とみんなで観に来てくれました。
すごく嬉しかった。
家族を繋いでくれる作品なのかもしれません。
わたしにとって初舞台が楽しいものだったからこそ、今こうしてまだミュージカルを志していると思います。
さくらにとってもピーターパン2017がそうであったように心から願ってます。
そして一度しかないその瞬間に立ち会うことができてとても光栄だったし、その中の一瞬の支えになれていたなら、すごく嬉しいな。
キャスト・スタッフ・ホリプロ様・関係者各位の皆様、
そしてご観劇くださったお客様。
この場をお借りして、本当にどうもありがとうございました。
ウェンディでした!