わたしは、本番前のこの誰も居ない舞台が大好きなんです。
冷たくない暖かな静寂、少しの物音や小さな歌声でも反響が劇場内を駆け巡る感じ。
空気が繊細に震える感じ。
場当たりで前作以来、久しぶりに劇場に戻ってくると、深呼吸したいくらい「あぁ、これこれ」ってなる。
変な話、世界中でいちばんよく眠れそうな場所。
舞台上で寝転んで真上を見つめていると、いろんは事がすっと、浮かんでは消えていきます。
場当たりを終えて、ひとり携帯カメラを構えに行ったら、優しい照明さんがいちばん綺麗な場面のライトにしてくださいました。
ありがとうございます。
ネヴァーランドのスタッフさん達は皆、とても優しいです。
作品と人柄が呼び合うってあるんだろうな。
ずっとここに居たい。